島根県安来市

 
安来市(やすぎし)は、島根県の東端に位置し、鳥取県と県境を接するまちです。北部は中海に面し、出雲地方の玄関口となる交通の要衝として発展してきました。松江市や鳥取県米子市にも近く利便性にも優れています。心安らぐ自然美と歴史・文化の豊かさが調和するまちです。

 安来市の特色

歴史・神話のまち

出雲地方は日本神話の舞台として知られています。
『出雲国風土記』によれば、安来市の「安来」も、この地を訪れたスサノオノミコトが「我が御心は安平(やす)けくなりぬ」といったことから「安来(やすぎ)」と言われるようになったと伝えられています。
イザナミノミコトを祀る比婆山久米神社や、『出雲国風土記』にも記載される能義神社、弥生時代から古墳時代にかけての墳墓が集まる古代出雲王陵の丘など、神話の世界、古代の歴史の世界が広がります。
587年に創建されたと伝えられている清水寺は、戦国時代に戦火に見舞われ、江戸時代に復興しました。境内では羊羹屋や旅館もあり、観光地としても人気です。
 

自然の恵みがあふれるまち

安来市は豊かな自然に恵まれ、美しい山並みや湖に囲まれた地域です。
水面が鏡のようになりウユニ塩湖のような写真を撮れるスポット「飯梨川河口」や、コハクチョウやコウノトリなど渡り鳥がやってくる能義平野なども注目です。
フルーツの栽培も盛んで、県内一のいちごの生産地でもあります。
 

伝統のある産業や文化も魅力

安来市は、日本古来の製鉄法「たたら製鉄」が盛んな地域で、鉄づくりの生地とされています。
また、広瀬和紙、安来織、線香などの工芸品が各所で作られています。地元の蔵元による清酒や焼酎も人気です。
郷土民謡「安来節」は、どじょうすくい踊りでも知られています。安来節演芸館では、本場のどじょうすくい踊りを見たり、体験したりすることができます。
 

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