島根県出雲市

島根県出雲市は島根県の東部に位置し、北には国引き神話で知られる島根半島、中央にはは肥沃な出雲平野、南にはは中国山地が連なっています。山・川・湖・海といった多様な地形をもった自然景観と都市機能が共存し、そして漁業・農業・工業・商業がバランスよく発展している地域です。
出雲市の特色
出雲市の観光

出雲大社は全国的に有名な縁結びの神社で、毎年多くの参拝者が訪れます。他にも荒神谷遺跡や西谷墳墓群といった古代遺跡、出雲日御碕灯台などの景勝地があります。出雲市内には、弥生の森博物館や荒神谷博物館、さらには温泉や宍道湖湖畔の自然スポットも充実しており、歴史・文化と自然の両方を楽しめます。特産品には日本三大そばの一つの「出雲そば」や出雲ぜんざい、しじみ(宍道湖産)、出雲牛といったご当地グルメがあります。
出雲市の産業

産業の柱は電子部品・デバイス産業であり、地域経済に大きな影響をもっています。生産額も県内有数規模で、工業団地には多様な企業が立地しています。また、農業も盛んで、出雲平野の肥沃な土地を活かした米や野菜、フルーツの生産や、日本海沿岸では漁港も多く、海産物も特産です。たとえば、出雲牛は良質な和牛として評価が高く、しじみや海苔なども県内外で人気があります。商業や医療・福祉、建設業もバランスよく発展していて、市民の生活と地域経済を支えています。
出雲市が注力している取り組み

出雲市は持続可能なまちづくりを目指しており、定住人口の維持や雇用創出、交流人口の増加に力を入れています。SDGsや脱炭素社会の実現、安心・安全なまちづくりも重要なテーマです。地方創生にも積極的で、「出雲新話2030」などの総合振興計画を策定し、高齢化や気候変動への対応、医療福祉の充実、デジタル化促進、地域資源の保全活用など、さまざまな分野で具体的な政策を進めています。たとえば、トキをシンボルとした環境保全プロジェクトや、若者の定住促進にも注力しています。