福島県磐梯町

 
福島県磐梯町は福島県会津地方の北東部、磐梯山や猫魔ヶ岳、厩岳山(うまやさん)の南斜面に位置し、約70%が磐梯朝日国立公園内の森林に覆われています。標高は200m〜1816mと幅広く、豊かな高原と水資源が自慢です。名水百選に選ばれた「磐梯西山麓湧水群」があり、稲作をはじめとする農業や、酒造りにも大きな役割を果たしています。気候は盆地特有で寒暖の差が大きく、四季の自然景観が美しいことでも知られています。

磐梯町の特色

磐梯町の観光

観光スポットとしては、会津地方のシンボル「磐梯山」を間近に眺めることができ、春〜秋は登山やトレッキング、冬はスキーなどアウトドアが盛んです。また、平安時代初期に建立された慧日寺(えにちじ)は、会津仏教文化発祥の地として知られており、歴史好きにも人気です。名水の里ならではの道の駅や温泉、四季折々に楽しめる紅葉・新緑スポットも多く存在します。特産グルメとしては「磐梯そば」、「こづゆ」(会津地域伝統の郷土料理)、わっぱ飯などが有名です。
 

磐梯町の産業

主力産業は農業で、名水を活かした「コシヒカリ」などの良質な米づくりが中心です。加えて、蕎麦やほうれん草、りんご、蜂蜜、しいたけなども生産され、なかでもブランドトマト「磐梯天授トマト」が近年注目を集めています。酒造業も盛んで、磐梯酒造や榮川酒造といった酒蔵が地元産米と名水で作る日本酒は高い評価を得ています。また、工業分野ではカメラレンズ部品で世界的に知られる「シグマ」も拠点を置いています。
 

磐梯町が注力している取り組み

磐梯町は「住み続けたいまち」を目指し、住民一人ひとりの幸せや多様な働き方を推進する「磐梯町町民の幸せプロジェクト」を展開中です。DX(デジタル化)や女性活躍の支援、Uターン・Iターンによる若手人材の受け入れ、農業の組織化・ブランド化、地元企業や団体との連携による持続可能なまちづくりなど、次世代を見据えたさまざまな施策に注力しています。たとえば「10年後20年後の町の主役づくり」「共生社会の実現」など地域教育や子育て環境、再生可能エネルギーの利用促進も強化ポイントです。

この自治体のプロジェクト