南丹市 個別最適な学び確保事業
Project プロジェクトの概要

南丹市は、誰一人取り残されることなく、多様なニーズに的確に応えた教育、「個別最適な教育」が受けられる教育環境と、子どもの可能性を伸ばし、夢と希望を持って進路を実現できる環境の構築を目指しています。
本事業では、
- ICT技術を活用した教育の実践(AIドリルを活用した学力向上の取組、デジタル教材の導入・活用、オンラインを活用した小規模校における豊かな学びの確保や海外の学校と連携した異文化交流の取組 など
- 個別集中ブースの整備・活用
- ことばの力の育成(学校書架等の整備による読書環境の充実)
- 南丹市独自の部活動における南丹市チームの編成と活動(野球、サッカー、バレーボール、バスケットボールなどの団体競技)
の4つの取り組みを進め、市の教育環境を整えます。
Details プロジェクトの詳細
南丹市の現状
南丹市(なんたんし)は、京都府の中央に位置し淡路島よりも大きな面積を有するまちです。
南丹市誕生から間もなく20年が経過しようとする中で、「真の南丹市」を創造すべく、市民と行政等が思いを一つにして歩みを進めています。少子高齢化・人口減少の進行により児童数も減少する中で、地域総がかりで子どもたちを育んでいく地域コミュニティを充実させ、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の育成を目標に、「子どもありきの教育」と「すべての子どもの可能性を伸ばし進路を実現する教育」の実現に向けた環境づくりを推進しています。
市の抱えている課題
都市部とは物理的な距離があることとあわせ市域の広大さもあり、個々に応じた教育の質の確保に課題があるため、ICT技術を活用した教育の質の確保と向上を図りたいと考えています。

また、少子化・人口減少によりクラブ活動、特に団体競技ができないという大きな課題があることから、南丹市独自の地域クラブの取組を進めていきたいと考えています。
教育環境確保のための4つの取り組み
住んでいる場所や家庭の事情に左右されず、誰一人取り残されることなく多様なニーズに的確に応えた教育環境を確保するため、令和6年度は以下の4つの取組を進めます。
- ICT技術を活用した教育の実践(AIドリルを活用した学力向上の取組、デジタル教材の導入・活用、オンラインを活用した小規模校における豊かな学びの確保や海外の学校と連携した異文化交流の取組 など)
- 個別集中ブースの整備・活用
- ことばの力の育成(学校書架等の整備による読書環境の充実)
- 南丹市独自の部活動における南丹市チームの編成と活動(野球、サッカー、バレーボール、バスケットボールなどの団体競技)
事業費目安 :15,000,000円
主な使用用途:
内訳:
AIドリル利用料、デジタル教科書導入費 900万円
中学校個別集中ブース整備費 170万円
小学校学校書架整備費 370万円
部活動オール南丹活動費 220万円 = 1,660万円
メッセージ - 継続した取り組みで教育環境を整えたい

本市は、公立学校情報化ランキング(2023年10月発表)において、中学校の部で全国15位、京都府内2位に選ばれた学校情報化インフラを生かし、授業にデジタル教科書を導入するとともに、小規模校と市街地に位置する学校とが連携したオンライン授業を展開するなど、過疎化、少子化が進む中山間地域であっても、都市部と遜色ない学習環境の構築を進めています。
あわせて、中学校に設置した個別集中ブースや令和5年度から導入したAIドリルは、個別最適な学びを促し、学力向上にもつながっています。この取組を継続することで、過疎化が進む中山間地域であっても「受けたい教育が受けられる環境」の構築につながっています。
この他、中学校の部活動においては、少子化に伴い部員数が確保できない集団競技(野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール)について、南丹市チームを編成し、大勢のプレーヤーの中でプレーできる喜びや「競技をしたい」という生徒の思いを実現する取組も進めています。
参考リンク:
南丹市教育委員会(令和6年度南丹市教育の指針)https://www.city.nantan.kyoto.jp/www/life/112/010/000/70983/1007135_1_501_51.pdf
南丹市の教育(南丹市教育委員会広報誌 令和6年7月発行 第29号)
https://www.city.nantan.kyoto.jp/www/life/112/010/000/70890/1007137_1_501_66.pdf