南丹市 個別最適な学び確保事業
Project プロジェクトの概要

南丹市は、誰一人取り残されることなく、多様なニーズに的確に応えた教育、「個別最適な教育」が受けられる教育環境と、子どもの可能性を伸ばし、夢と希望を持って進路を実現できる環境の構築を目指しています。
本事業では、
- ICT技術を活用した教育の実践(AIドリルを活用した学力向上の取組、オンラインを活用した異国文化交流事業 など)
- 不登校支援と早期発見の取り組み(小中学校内の空き教室を活用した教育支援センター分室の設置・運用と南丹市版アウトリーチ支援の充実)
- 南丹市独自の部活動方式「南丹市チーム」の活動推進(野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、陸上など)
- 教育は環境からプロジェクト(児童生徒が利用する机やいすの更新、黒板の改修費など)
の4つの取り組みを進めます。
Details プロジェクトの詳細
南丹市の現状
南丹市(なんたんし)は、京都府の中央に位置し淡路島よりも大きな面積を有するまちです。
少子高齢化・人口減少の進行により児童数も減少する中で、地域総がかりで子どもたちを育んでいく地域コミュニティを充実させ、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の育成を目標に、「子どもありきの教育」と「すべての子どもの可能性を伸ばし進路を実現する教育」の実現に向けた環境づくりを推進しています。
市の抱えている課題
都市部とは物理的な距離があることとあわせ市域の広大さもあり、個々に応じた教育の質の確保に課題があるため、ICTを活用した教育の質の確保と向上を図りたいと考えています。

また、少子化・人口減少により中学校部活動、特に団体競技ができないという大きな課題があると共に、地域展開についても指導者の確保に課題があることから、南丹市独自の地域展開の取組を進めていきたいと考えています。
『個別最適な学び確保事業 -2025-』
住んでいる場所や家庭の事情に左右されず、誰一人取り残されることなく多様なニーズに的確に応えた教育環境を確保するため、令和7年度は以下の4つの取組を進めます。
- ICTを活用した教育の実践(AIドリルを活用した学力向上の取組、オンラインを活用した異国文化交流事業 など)
- 不登校支援と早期発見の取り組み(小中学校内の空き教室を活用した教育支援センター分室の設置・運用と南丹市版アウトリーチ支援の充実)
- 南丹市独自の部活動方式「南丹市チーム」の活動推進(野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、陸上など)
- 教育は環境からプロジェクト(児童生徒が利用する机やいすの更新、黒板の改修費など)
事業費予算 :15,000,000円
主な使用用途:
内訳:
AIドリル利用料 700万円
不登校支援と早期発見の取組(人件費等)500万円
部活動「南丹市チーム」活動費(バス借上料等)100万円
教育は環境からプロジェクト(備品、修繕費)200万円 = 1500万円
メッセージ - 誰一人取り残されることなく多様なニーズに的確に応えた教育環境を整えたい

本市は、公立学校情報化ランキング(2023年10月発表)において、中学校の部で全国15位、京都府内2位に選ばれた学校情報化インフラを生かし、授業にデジタル教科書などICTを活用するとともに、令和5年度から導入したAIドリルにより個別最適な学びを促し、小規模校や過疎化、少子化が進む中山間地域であっても、都市部と遜色のない学習環境の構築を進めています。
あわせて、不登校児童生徒数が急激に増える中で、単に学校へ来ることを進めるのではなく、学校や人との繋がりのなかで自分の居場所を見つけ、自分に合った進路につなげる取組を進めています。
この他、中学校の部活動においては、少子化に伴い部員数が確保できない集団競技(野球、サッカー、バレーボール、バスケットボールなど)について、「南丹市チーム」を編成し、大勢のプレーヤーの中でプレーできる喜びや「競技をしたい」という生徒の思いを実現するとともに、個人競技であっても在籍する学校に部が無い場合は、他の学校の活動に参加できる取組を、陸上をモデルに進めていきます。
参考リンク:
南丹市教育委員会(令和6年度南丹市教育の指針)https://www.city.nantan.kyoto.jp/www/life/112/010/000/70983/1007135_1_501_51.pdf
不登校児童生徒等の早期発見・早期支援事業の取組
「受けたい教育のある南丹市」をめざして
南丹市広報誌